目次

1.学科と実技の比率


学科と実技の配点比率をグラフにしています。他の芸術系美術系大学と比較すると、京都市立芸術大学の入試はセンターの比率がやや大きいのが特徴です。これまでの合格者の得点から、センターのボーダーは約6割が目安です。ただしあくまで目安ですので、センターで6割取れた、または取れなかったとしてもその後の実技対策で合否が分かれることも十分考えられます。
以下、合格者の得点パターンを紹介します。

2.実技力で合格

Aさん(高卒生) 2017年度 美術科合格
センター 描写 色彩 立体 実技合計 センター
+実技
315/500
(63.0%)
236/250
(94.4%)
120/250
(48.0%)
240/250
(96.0%)
596/750
(79.47%)
911/1250
(72.88%)
実技3科目合計8割弱の高得点で合格。

◆普段の実技対策から高いレベルを維持していたAさん。センター試験でも、「ボーダーラインとなる6割」を超える得点をしっかりと取ることができました。さらに実技では、3科目合計で8割弱という高得点を獲得。結果的には、センター試験が73点でも合格できたことになります。しかし、センター試験で合格の目安となる6割以上の得点をしっかりと獲得できたことが心理的に大きく影響し、実技の高得点につながったとも考えられます。やはり、学科が大切なことに変わりはありません。

◆実技3科目合計596/750点(得点率79%)というのは、京都アートスクールの合格者の中でも高い得点です。京芸の17年度入試では、「実技3科目中2科目が8割超えの高得点、1科目が100点台」という合格者が多く見られましたが、京都アートスクールでも、合格者の内6名がこのパターンで合格しています。

Bさん(高卒生) 2016年度 美術科合格
センター 描写 色彩 立体 実技合計 センター
+実技
433/500
(86.6%)
222/250
(88.8%)
222/250
(88.8%)
122/250
(48.8%)
566/750
(75.47%)
999/1250
(79.92%)
実技7割以上。センター8割以上。合わせて8割獲得の高得点で合格

学科、実技ともに、普段の対策時から高いレベルを維持していたBさん。センター試験でもしっかりと8割を超える高得点を取ることができました。実技でも3科目合計で7割を超える高得点。結果的には、センター試験の点数が3割未満でも合格できたことになります。ただし、センター試験でしっかりと成果を出せたことが心理的に大きく影響し、実技の高得点に結びついたとも考えられます。やはり、学科が大切なことに変わりはありません。

3.学科力(+実技力)で合格

Cさん(高卒生)2017年度 デザイン科合格
センター 描写 色彩 立体 実技合計 センター
+実技
543/700
(77.57%)
242/250
(96.8%)
194/250
(77.6%)
176/250
(70.4%)
612/750
(81.6%)
1155/1450
(79.66%)
センター8割弱、実技3科目合計8割強。合計点数8割弱獲得で、余裕の合格。

◆学科、実技ともに高い水準にあったCさん。入試でも普段通りの力を発揮することができ、実技では3科目合計612/750点(得点率81%)を獲得。さらにセンター試験でも、543/700点(得点率77%)という高得点を獲得し、余裕の合格でした。

◆結果的には、実技3科目ともに高い点数を獲得することができましたが、Cさんのように全ての科目で高得点を取ることは非常に難しいことです。Cさんの場合は、センター試験で8割弱という高得点を獲得できたことで心理的に余裕が生まれ、その結果、実技に落ち着いて取り組むことができたことで良い結果につながったのではないでしょうか。学科、実技ともに偏ることなく対策を行うことが、京芸合格を目指すためには欠かせません。

Dさん(現役生) 2016年度 デザイン科合格
センター 描写 色彩 立体 実技合計 センター
+実技
600/700
(85.71%)
202/250
(80.8%)
170/250
(68.0%)
50/250
(20%)
422/750
(56.27%)
1022/1450
(70.48%)
センター8割5分。現役生でも余裕の合格

「現役生の京芸合格は難しい」と考えている人は、この得点パターンが参考になるのではないでしょうか。Dさんは現役生でしたが、センター試験の点数を確実に獲得したことで、最終的には合格最低点を100点以上も上回って合格しています。
Dさんが本格的に京都アートスクールで対策を始めたのは、高校3年生の夏期講習からでした。当初、対策のスタートが遅れたことを気にしていたDさんですが、その後の並々ならぬ努力によって、描写では8割を超える点数を獲得することができました。

4.総合力/得意科目で合格

Eさん(現役生) 2017年度 デザイン科合格
センター 描写 色彩 立体 実技合計 センター
+実技
535/700
(76.43%)
216/250
(86.4%)
88/250
(35.2%)
82/250
(32.8%)
386/750
(51.47%)
921/1450
(63.52%)
色彩、立体の失敗を描写の高得点で逆転合格。

◆本格的に受験対策を開始したのは、高校3年生の夏期講習からと遅かったものの、順調に力を伸ばしていたEさん。本来は実技3科目ともに、ある程度の点が取れるだけの力はありましたが、本番では力を発揮できず、色彩、立体ともに100点以下の得点にとどまりました。しかし、描写で216点という高得点を取り、見事に逆転合格を果たしました。

◆例年、京都アートスクールからの合格者の中には、Eさんと同じような得点パターンで合格する受験生が多く見られます。京芸のように、どの専攻を受験する場合でも実技が3科目必要となる入試は非常に珍しいのですが、Eさんのように、「1科目でも8割以上の高得点を獲得する」ことができれば、合格の可能性は高くなります。

Fさん(現役生) 2016年度 デザイン科合格
センター 描写 色彩 立体 実技合計 センター
+実技
582/700
(83.14%)
144/250
(57.6%)
116/250
(46.4%)
184/250
(73.6%)
444/750
(59.2%)
1026/1450
(70.76%)
実技3科目合計6割の得点で合格。

Fさんの得点は、描写57%、色彩46%、立体73%。色彩で苦戦した分を立体で補い、平均得点が合格ラインの60%弱という、バランスの良い得点で合格しています。本来は、各科目でもう少し高得点が期待された生徒だったのですが、結果的には「大きなマイナスがない」ことで確実な合格をものにしています。
Fさんのように、全科目でコンスタントに得点することは理想ではありますが、京芸入試では、なかなか実現しないことです。この年の京都アートスクール合格者でも、平均的に得点して合格されている例は少数派でした。

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