京芸模試 優秀作例紹介

2/3(水)~2/5(金)に、今年度最後の京都市立芸術大学 実戦実技模試が行われました。
その模試で制作された作品の中から優秀作例を、講師によるコメントつきで紹介します。
また、8月と12月に行われた夏期・冬期の模試の優秀作例も一緒に公開。

直前模試 講評会ダイジェスト動画

3:08

直前 京都市立芸術大学 実戦実技模試

描写

モチーフ:ペットボトル、ざる、A3上質紙1枚、袋入りうどん2個、レモン2個


248/250点

情報量の多いモチーフが複数出題された難解な課題でしたが、見事に対応出来ていると感じます。
まず構成において、モチーフの特性を理解し、適切に配置し、空間を演出することが出来ています。また、個々のモチーフの描き込みにも手が行き届いており、材質感の描き分けも十分です。そのうえで、モチーフ全体を一つの空間としてまとめられており、全体感をはっきりと表現する事にも成功しています。
作者の細部と全体に対する、シビアなまなざし、追及心を感じます。
惜しむらくは構図に於いて、もう少し画面全体を広く使う事が出来れば、さらに完成度を高める事が出来たでしょう。


244/250点

画面上の空間が美しく表現出来ている作品です。モチーフの持つ立体感や、前後の距離感の関係がとても心地良く伝わってきます。構成・構図も過不足なく行えており、安定感のある作品です。
描写という科目に対する理解の深さを感じ取る事が出来ます。
ペットボトルのレタリングの描写は秀逸ですが、プロポーションが狂っており、形の印象が異なっている点が、大きく作品の完成度を落としています。形に対し、客観的に自分の画面と目の前のモチーフを見比べる事の精度を上げていく必要があります。


242/250点

作業量自体はそこまで多くはありませんが、鉛筆の「選び分け」、「使い分け」が非常に適切で、モチーフの材質感の表現に結びつける事に成功しています。作者の鉛筆デッサン用具に対する深い理解を感じます。
形も大きく狂う事なく、モチーフの印象を表現出来ています。
気になる点は、全体的に調子が淡く、全体感が曖昧になっている事です。特にペットボトルの置かれている位置が希薄になっている点が惜しいです。前後関係をより明快に表現することで、より完成度の高い作品になったでしょう。

色彩

テーマ: 「 夜景 」
下記の条件にしたがって、色彩表現をしなさい。

  • 1・画面すべてに彩色する。
  • 2・彩色は不透明水彩絵の具のみとする。
  • 3・解答画面は直線と自由な線3本のみで分割しなさい。
  • 4・直線の数は自由とし、定規を使用して作図すること。
  • 5・各線の両端は、解答画面の端に接すること。
  • 6・各線は画面上で交差してもよい。
  • 7・分割されたそれぞれの面は1色だけで彩色し、色の濃淡を用いずにベタ塗のみとする。
  • 8・隣接する面同士は、同じ色にならないようにすること。

248/250点

明度の構成と色相の構成がバランス良く配置されており見やすい作品です。
テーマの「夜景」に対する解答として、光を感じさせる作品になっているだけでなく、人工的な光をイメージさせるような色使いが美しい作品です。問題点としては画面中央に浮かび上がる矩形がやや真ん中に配置されすぎており、外側に広がる空間表現に乏しく、画面の外側が均一な明度で囲われているような構成によって広がりが感じられないところです。もう少しダイナミックなリズムを作品に感じたいところです。


244/250点

配色が美しく、ぎらぎらとした光のイメージが軽快に描かれており、作業精度の高さもあり非常に美しい作品となっています。課題条件の直線と自由な線3本で分割するという条件の解釈として、自由な線も直線を選択し、直線との使い分けは、画面の端に到達する前に折れ曲がるという部分のみで差別化されているため一見わかりにくいのですが、通常ならば自由な線の解釈としては多くの受験生は曲線を選択するであろうことから、この作品の個性となってあらわれています。


242/250点

大胆な構成と光を感じさせる明度の構成が美しい作品です。暗いブルーと暗い赤茶色がベースに配色され細かい色面には様々な色がちりばめられているにもかかわらずよくまとまっています。配色の的確さが光る作品でしょう。問題点としては画面が大きく3つのグループに分割されているのですが、それらの面積比がほぼ同じような面積になっており、やや単調に感じるところです。

立体

テーマ「共存」「潜在」「予感」
3つの言葉からイメージし、下記の条件に従って立体表現しなさい。

  • ・解答作品には解答用材料として、B3スチレンボード3枚、カラーケント(黒)3枚を使用しなさい。
  • ・接着用固定材料として木工用速乾接着材、紙粘着テープのみを使用しなさい。
  • ・支給された解答用材料は必ず使用すること。ただし、材料はすべて使いきらなくてよい。
  • ・解答作品は解答用台(35 ㎝ ×35 ㎝)をはみ出さず、また高さ35 ㎝からはみ出さないこと。
  • (条件は一部抜粋)

248/250点

テーマに対する答えとして的確であり、共存しながら潜在している様子が魅力的な形とともに構成されています。さらに潜在している黒い存在が白に対して対比的で流動的な表現で構成されており、変化を予感させる作品にもなっています。問題点はあまり見当たりませんが、強いて言うとすれば作品からこちらがはっとさせられる、驚くような表現や解釈がないことでしょうか。


244/250点

白い存在と黒い存在が互いにまじりあいながら共存している様子が表現されています。コの字型に構成された内側が黒く、外側が白い壁面に対して、雲のような黒と白の存在がまじりあっている様子が共存と潜在をを的確に表しています。コの字型の内側は黒、外側は白で構成されていますが、外側に染み出るような雲の表現に少しだけ黒の雲を染み出させている表現が予感を感じさせることに成功しています。問題点として雲のような存在がやや二次元的な表現になっておりやや立体的ではないことが問題です。


242/250点

1位の作品に似ていますが、こちらの作品は物語性のようなものを感じさせます。白い壁に囲われた邪悪な存在が外に這い出ようとしているかのような構成が何かを予感させる作品です。ただし、具象的表現に偏ってしまい意味が強すぎるように感じられなくもないので、もう少し抽象的にテーマに対して答えることによって、見る側の想像力を掻き立て広がりのある作品になったのではないでしょうか。

冬期 京都市立芸術大学 実戦実技模試

描写

モチーフ:角材3本、ロープ10m、リンゴ1個

248/250点
248/250点
244/250点
244/250点
242/250点
242/250点

色彩

課題:テーマ「グラデーション」
与えられた人参を観察し、色彩で表現しなさい。

248/250点
248/250点
244/250点
244/250点
242/250点
242/250点

立体

課題:与えられた材料を使い、解答用台と天板の間の空間に美しい立体を作りなさい。

248/250点
248/250点
244/250点
244/250点
242/250点
242/250点

夏期 京都市立芸術大学 実戦実技模試

描写

モチーフ:クリアケース1個、ピンポン玉15個、リボン1本

248/250点
248/250点
244/250点
244/250点
242/250点
242/250点

色彩

課題:テーマ「揺(ゆ)らぎ」

248/250点
248/250点
244/250点
244/250点
242/250点
242/250点

立体

課題:テーマ「ぬくもり」

248/250点
248/250点
244/250点
244/250点
242/250点
242/250点

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