京都市立芸術大学 デザイン三重 上野高等学校出身 |
私は高校入学と同時にアスクに通い始めました。小さい頃から絵を描くのが好きで、中学の頃にはすでに芸大を意識していました。基礎生の頃は新しい事が習えるのが楽しくて、毎回ワクワクしながら通っていました。ところが受験生になって一枚の制作時間が短くなっても、のんびり症な私はなかなか受験モードになれず、作品が完成しない事が多くなりました。次第に伸び悩みやスランプなどで不安要素が増えていって、自分の至らなさがありありと見えて来ました。学科の点数も低かったのでただ焦りに焦って本当に最悪な状態でした。今から思うと受験期には作品にきちんと向き合う余裕を持ててなかったように思います。それでも実技試験間近になる と不思議と冷静になれるようになりました。例の現役生の強みなのかどうかは分かりませんが諦めの気持ちも入って当たって砕けろ的な思考になって来たんです。下手でもなんでもいいから3年間学んだ事を精一杯出し切ろう。そう思い試験当日はアスクの上手な人たちの事は一先ず忘れて、自分が一番上手いんだくらいの気持ちで臨みました。技術的な事は分かりませんが、いかに自分のテンションを上げられるかどうかは私にとってすごく重要でした。受験日にパンジーが咲いたとか、朝起きたときなんかいつもより寝癖がついてなかったとか、どんなこじつけでも良いんで全部自分のパワーにして、皆さんもノリノリで試験頑張ってください。