現役受験時はまったく歯が立たなかった武蔵美目指して浪人することになりました。そして京都府最北端の丹後地方から京都市に出てやっとみつけたのがこのアスクでした。しかし武蔵美建築志望は一人だけ。浪人している時はそのことがマイナスになっていないのか…と実は不安でしたが、今考えてみると自分にとってはすごくよかったと思えます。自分以外の友達はみんな絵画やデザインなど自分とは違った方向に進もうとしている人達であり、また様々な分野を勉強してきた先生達もいて、そんな人達と話すことにより建築だけに偏らず美術の様々な分野に興味をもち好きになることができた、これがアスクに通っていて一番良かった、大切だったと感じることです。もちろん目指す大学に受かることが目的なのですが、せっかくの「１年」なのでそれだけではと思います。ただ受験のことだけ考え合格するためだけに勉強するのではなく、友達や先生との交流によってそれ以外の大事なこともおしえてくれたアスクに感謝しています。ここで勉強したことがこれから先も役に立ってくると信じています。また、アートスクールの先生の紹介で数学の塾に行き、そこで建築学科の受験に必要な学科を勉強しました。そこは京大受験ばかりの超ハイレベルなところでしたが、なんとか一年間通い、学科も自信をもって解くことができたことも大きかったと思います。