京都市立芸術大学
大阪 関西大学第一高校出身 |
私の受験はまったく美術の知識・経験のないところから始まりました。京都市立芸術大学の総合芸術学科を受験しようと決めたのは4月頃で、そこから次の年の 2月の受験まで全くの初心者状態からのスタートです。センター試験も初めての経験でしたので、昼は予備校、夕方からはaskの毎日でした。とにかく短期間 で最低限の実技点数を獲りたいと考えていたので、askの日は休まないこと、周りの生徒の作品を見ること、先生の講評を書き留め帰ってからまとめるように すること、などに気をつけていました。また同時に小論文の書き方・テーマについてわからないことは先生に聞き、なるべく自分でたくさんの芸術系の本を読み ました。時間が空けば美術館に行き、気になる展示作品のキャプションの文章や感じたこと、疑問点などをメモしたりして、足りない知識を効率的に補いまし た。さらに、askの夏期講習・冬期講習・直前講習などでたくさんの生徒の作品を見て、先生方の詳しい講評を聞くことで、実技の力を上げる以上に、美術に おける技法の意味やコンセプトについての基本的な考え方が知らず知らずに身についたように思います。結果的には、描写・色彩の点数は合格に最低限のもので したが、実技を一年間通すこ染み付いた知識は小論文に、そして合格後の大学生活に、予想以上活きたような気がします。また、実技経験の全くない私を大人数 の中で辛抱強くみていただいたことと、一人しかいない総合芸術学科志望の私のために最後まで毎日の課題について親身かつ柔軟に対応していただいたことが合 格の最大要因であったことは言うまでもありません。