FILE220 ・2022年度入試に向けて
 冬期・直前対策!!

2.受験生向け冬期講習・直前講習の計画

 「1.受験生向け冬期講習・直前講習の心得では、冬期講習・直前講習の意義と、授業を充実させるための心得を解説しました。冬期講習・直前講習は入試までの限られた貴重な時間ですから、1日1日を充実させることが何よりも大切ですが、一方で、冬期講習・直前講習期間中に「どの科目をどれだけ対策できるのか」といった「全体の流れ」を確実に把握しておくことも重要です。

そこで、「2.受験生向け冬期講習・直前講習の計画」では、「入試までの冬期対策・直前対策」全体をイメージしてもらうために、具体例として昨年度のアスクの直前講習カリキュラムを紹介します。京芸では総合芸術学科を除く各科に、描写・色彩・立体の試験がありますから、入試までにバランスよく対策を行うことを心がけましょう。

昨年度のask課題サイトより

■20-21直前講習
京都市立芸大クラス 課題 (第1期間~第6期間)
京都アートスクール
artschool of kyoto

第1期間 1/20(月)~1/26(日)

平日

   午前 午後 夜間
1/20(月) 大学入学共通テスト
自己採点
描写

R05026
「描写① 紙風船、荒縄、トイレットペーパー、トーナルカラー」
 
1/21(火) 色彩

R05041
「色彩① 二画面構成(写真とデフォルメ)」
立体

R05030
「立体① 16-17冬期京芸模試」
 
1/22(水) 立体① 講評|描写① 講評|色彩① 講評
1/23(木) 描写

R05013_2
「描写② 清涼飲料水缶、写真、トレーシングペーパー、色ケント」
色彩

R05009_2
「色彩② 『ガラス』あるいは『鏡』の素材感」
立体

R05003
「立体② けむり」
1/24(金) 立体②続きの後、講評|描写② 講評|色彩② 講評

土日

   午前 午後 夜間
1/25(土)   描写

R05052
「描写③ 葉付き枝、玉ねぎ、封筒、ペリエ瓶orコロナ瓶」
1/26(日) 描写

R05037
「描写④ 水槽、発泡球、チンゲン菜、ストライプ布」
 

第2期間 1/27(月)~2/2(日)

平日

   午前 午後 夜間
1/27(月) 描写

R05017
「描写⑤ ステンレスボール、キッチンペーパー、色紙2枚」
描写⑤講評  
1/28(火) 色彩

R05018
「色彩③ 芸術家の3つの部屋」
色彩

R05029
「色彩④エネルギー」
 
1/29(水) 立体

R05015
「立体③ 人」
立体③ 講評|色彩③ 講評
|色彩④ 講評
 
1/30(木) 描写

R05050
「描写⑥ さつまいも、茶色紙袋、砂利、ルーペ」
色彩

R05027
「色彩⑤ 空間感」
立体

R05029
「立体④ 2つの立体」
1/31(金) 立体④続きの後、講評|描写⑥ 講評|色彩⑤ 講評

土日

   午前 午後 夜間
2/1(土)   立体

R05020
「立体⑤ たまご」
2/2(日) 描写

R05028
「描写⑦ サランラップ、ミニすのこ、発泡球」
 

第3期間 2/3(月)~2/9(日)

平日

   午前 午後 夜間
2/3(月) 色彩

R05032
「色彩⑥ スポーツ競技大会」
色彩

kako_07
「色彩⑦ 任意の5色」
 
2/5(火) 立体

R05001
「立体⑥ A・B・A’の構成」
立体⑥ 講評|色彩⑥ 講評
|色彩⑦ 講評
 
2/6(水) 直前 京都芸大実戦実技模試
第1日目
描写/色彩・小論文
2/7(木) 直前 京都芸大実戦実技模試
第2日目
立体
2/8(金) 直前 京都芸大実戦実技模試
第3日目
講評会

土日

   午前 午後 夜間
2/9(土)   描写

R05008
「描写⑧ エアキャップ、玉子3個、セロハン紙1枚」
2/10(日) 立体

R05019
「立体⑦ ピーマン」
 
2/24(月) 京都市立芸術大学入試
1日目
描写/色彩・小論文
2/25(火) 京都市立芸術大学入試
2日目
立体

※上記は今年度のカリキュラムとは異なりますのでご注意下さい。また、本来の課題サイトは、全てのサムネイル画像に課題文と作例がリンクされていますが、今回はリンクを切っております。
※一部、あえてサムネイルを隠している課題があります。作例がない状態で制作を求める課題ですので、ここでも表現することができません。ご了承ください。

アスクの冬期講習は共通テスト1週間前まで、直前講習は共通テスト翌日から入試前日まで、休みなく行われています。
ただし、受験生各自の受講は1週間、あるいは土日単位です。現役生は共通テスト後も高校の授業があるため、講習途中からの参加となる場合もありますし、講習期間中に他大学の受験日が入り、対策が中断されることもあります。また、「冬期・直前だから休みなしで頑張ろう」と思ってはいても、実際には休息日も必要ですから、何日か休むことになる受験生もいるでしょう。したがって、ここに示した冬期講習・直前講習のカリキュラムを受験生全員が全てこなすという訳ではなく、「この中のいくつかの課題を各自の予定に合わせて制作する」ということになります。
体調不良による欠席など不測の事態もあるでしょうが、出願校をほぼ確定している今の時期であれば、おおよその予定は立つと思いますので、自分なりに「入試までの対策予定」を立て、確認しておくことが大切です。
もちろん、講師は冬期講習・直前講習期間全体の指導方針を立てて授業に取り組んでいますが、上記の通り、受験生一人ひとりの詳細な予定は異なります。講師ともよく相談しながら、各自に適した目標や計画を立てて、冬期講習・直前講習に臨むようにしましょう。
また、冬期講習・直前講習の期間を「ひとかたまり」としてざっくりと認識するのではなく、「冬期講習の目標」「直前講習前半の目標」、「直前講習後半の目標」など、ある程度細分化して対策に取り組む姿勢が大切です。アスクの冬期講習・直前講習では、それぞれ講習の中間地点に実施される「冬期京芸模試」「直前京芸模試」を重要なタームポイントとして区切りをつけ、対策の流れをつくっています。
例えば、直前講習後半にあたる第4期間からは、課題サイトに掲載されている課題文を見ずに教室に入り、入試同様に教室で初めて課題を知って制作を始めるということを試してみても良いでしょう。パンフレットカレンダーには描写・色彩・立体のどの課題を行うかのみが記載されていますので、それを確認し、必要な道具を準備して教室に入ります。このように実際の入試と同じ状況を繰り返し経験することで、入試に不可欠な「判断力と対応力」を、実践に即して確実に身につけることができます。

最後に

入試本番までの予定を明確にし、自分なりの目標と計画を立てて取り組むこと、毎回の授業で確実にステップアップすること等々、受験対策期間の中でも最も重要といえる「冬期講習・直前講習を充実させるための方法」について述べてきました。
みなさんの志望校合格に向けてアスクも全力で応援します。ここからがラストスパート!!アスクと最後まで走り抜きましょう!

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