合格再現作品ギャラリー | 京都市立芸術大学をはじめ金沢美大、愛知県立芸大やその他国公立・私立芸大の合格再現作品を多数掲載しています。


京都市立芸術大学

2017年度入試

250/250(高3生)

【作者のコメント】
紙コップ50個だと質感の描き分けができないので「嫌なモチーフだな」と思った。いつも白が弱くなりがちなので、強めに色をのせることを意識した。京造対策で紙コップには慣れていたので落ち着いて描くことができた。構成がなかなか決まらず、後ろの方の紙コップはちょくちょく動かしながら最終的にこの置き方に決まった。

【講師のコメント】
2017年度の京都芸大描写課題は同一モチーフが50個出題されるという傾向としては珍しいものでした。モチーフの構成が作品の作業量に大きくかかわっているモチーフです。作者は4時間で描き切れる、ぎりぎりの複雑な構成に挑戦しており見事に描き切っています。 画面手前の倒した紙コップの楕円が甘いことや、右の紙コップの端を切りすぎていることが少し気になりますが、複雑な構成をよくまとめています。

248/250(高卒生)

【作者のコメント】
モチーフを見た時は多少驚いたが、普段の描写課題と比べればマシだとすぐ冷静になれた。ハイトーンも紙の質感表現も得意なのでむしろ有利だと思った。構成は自由度が高く差が出やすいと予測出来たので時間を費やし、手前・中間・奥の空間感を押さえながら個数の多いモチーフを整理して見せるよう意識した。心が折れやすい出題だと思ったので、いつも以上に感動を見出し楽しく描くことを心掛けた。手数が足りていないのが反省点。

【講師のコメント】
高卒生らしい冷静で適切な判断と描写力で非常に見やすい作品になっています。特に適度にまとめられた構成は美しく自然で空間的な余白を生み出しています。また丁寧な描写と白い紙コップの繊細な表現に好感が持てる作品です。但し手前と奥の大小関係がややつきすぎているように感じること、奥の倒した紙コップの楕円が甘いことが惜しい点です。

216/250(高卒生)

【作者のコメント】
直前講習の類似課題で好評価を得ていたので、それを再現しつつ今回の出題により沿う形にしていこうと思った。普段は得意なマチエールが上手く行かず時間が掛かったが、画面サイズが大きいから描き込む面積が少なくても成立する構成にしようという作戦が功を奏し、開始1時間半ほどでほぼ完成した。残り時間も手を動かし続けていたせいで描き込み量のアンバランスさが悪化してしまったようにも思う。

【講師のコメント】
しっかりテーマに沿いながらも、独創的な形を作ることができた作品です。 大胆に銀紙を使った面と、繊細な線描との響き合いがよく、魅力的な作品となっています。与えられた素材と課題からしっかり計画を立てられているのは高卒生ならでは。テーマ・構成・丁寧さと非常に完成度の高い作品です。

214/250(高卒生)

【作者のコメント】
なにかモチーフを描こうかとも思ったが、思いつかず、テーマに沿うこと第一に考えて流れる水だけ描いた。そのぶん明度構成や水滴の描写などでメリハリが出るよう気をつけた。水を描写する色彩の授業あったのに、休んだし!と一瞬焦ったけど、やるしかないと腹を括り制作した。暖色系の色を普段使っていたので、テーマと相性が悪いかと思ったが、他の人の作品は寒色系が多くなるかな?とも思い、いつも通り暖色系の色にした。線描が多くなり銀紙が少し埋もれてしまったが描ききることはできたと思う。

【講師のコメント】
大きな画面構成をしつつ見せ場をしっかり作ることで、画面にリズムのある魅力的な作品です。 銀紙の面積を手前と奥で差を付けることで空間表現がうまくできています。また、自分の得意な色を持つことでオリジナリティのある、色彩豊かな画面を作ることが出来ています。
シンプルな構成でありながらもポイントをしっかり押さえ、力強い表現になったことが高評価につながったのではないでしょうか。

244/250(高3生)

【作者のコメント】
色彩と同じで、以前似たような課題をしたので驚きはしませんでした。ただ、与えられたケント紙がいつも使っているものより小さかったので、エスキースに時間がかかりました。 周りの人達と随分違う印象になったので、問題文の意図を読み間違えたのではないかと不安でした。いつも注意されていた加工精度も低くなってしまい、自分の中ではやりきれなかった作品になってしまいました。

【講師のコメント】
与えられた円柱の線的な印象に着目して制作した作品です。線的な構造で作品全体をまとめることにより、作者の意思がよく伝わる作品となりました。直線を様々な方向に組み合わせることにより、簡単な形を利用して複雑な構造を作ることに成功しています。

202/250(高卒生)

【作者のコメント】
私は閉鎖立体を作るのがかなり苦手なので支持立体が出てどうしようかと思いました。直前講習でもほとんど開放立体しか作ってなかったので、慣れない閉鎖立体を作って未完成や作業精度が低いまま終わるよりは少し安定感が弱くても高い作業精度で完成させることを大切にしました。 結果的には高さが足りず横がはみ出してしまい悔いの残る作品になってしまいました。

【講師のコメント】
複雑に巻き込むような構造を持つ立体作品です。円柱の直線的な構造と上手く合わせることにより魅力的な作品となっています。立体作品を制作する上でまず念頭に置かなければならない、「360度どの位置から見ても魅力的な形」を意識し実践できている良い作品です。

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