京芸ファイル187:2019年度 合格再現作品紹介 ◆ 京都アートスクール

FILE 187 ・2019年度 合格再現作品紹介

色彩

■問題概要

テーマ「メロディ」
下記の条件にしたがって色彩表現をしなさい。

  • ・条件
  • 1.解答用紙は、長辺を上下とし、表裏どちらを使ってもよい。
  • 2.下図に示すように、解答用紙は、上部と下部に、各9㎝幅の余白を設けて、
      中央部を解答画面とし、余白部分には、彩色しない。彩色は、不透明水彩絵の具を使う。
  • 3.解答画面は、直線で分割し、各直線の両端は、解答画面の端に接する。
  • 4.直線で分割されたそれぞれの面は1色だけで彩色し、色の濃淡を用いずにベタ塗りのみとする。
  • 5.隣接する面同士は、同色にならないようにする。

■合格再現作例

作例1 美術科合格 Fさん (七条校/現役生)

作者コメント
問題文を読んで、こういうタイプの問題か、と割と冷静に受け止めれた。私は色彩に苦手意識があったので、できるだけ耐えてくれ、とその一心で頑張った。途中、画面の色のバランスがこわれてしまって、時間がなくてそのままで出してしまった。最後までちゃんとテーマに答えられてるか、とか、色や分割はこれでいいのか、とか、自分の中で噛み合わなくて本当に不安でした。

作例2 美術科合格 Gさん (七条校/現役生)

作者コメント
かなり苦手なまま来てしまった平塗り幾何構成が出題され、もうやれる範囲でやりきるしかないと思った。しかし、上下9cm空ける理由は考えても最後まで分からず、描き始める頃には考えるのをやめて、音符の形を抽象化した所を青く塗って他は青以外で、感覚で何となくいい感じに見えるように分割と色を配置した。
得意だった色彩でコケたのは大きかったので試験が終わった時、明日の立体で取り返すしかないと思った。

作例3 デザイン科合格 Hさん (七条校/現役生)

作者コメント
平塗りの課題が出たことは驚きましたが、平塗りは何回も練習していたので焦りはしませんでした。初めは色の組み合わせによってメロディを感じさせることができないかと考えましたが、伝わらない可能性しかなさそうだったので、メロディ→曲の中で繰り返されるものという考えから、絵の中に似ている箇所を作ろうと思って描きました。

作例4 美術科合格 Iさん (北大路校/高卒生)

作者コメント
テーマと条件を読んで、まず色・形のグラデーションでテーマを表現する方法と、同じ色・形の反復でテーマを表現する方法を考えました。また、縦に対して横の比率が大きい画面での制作であったので、横のラインを強調するような画面構成を選びましたが、結果、テーマ性の弱い画面になってしまったように思います。

作例5 デザイン科合格 Jさん (北大路校/現役生)

作者コメント
アスクで課題の一言一句が意図だと言われてたので、この条件多い課題は何…?と混乱した。もう条件満たして完成させたら勝ちやと思って、とりあえず直線で描きたい形描いて後で線を端まで引いて条件満たした。周りは綺麗やけど分割しただけの人などいて分からなくなった。

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