FILE 185 ・京芸入試直前「ラスト1週間の課題」
4.入試当日 心構えと注意点
朝 | ■早めに試験会場に到着しておく。 季節的に、雪で交通機関がマヒすることも考えられます。そんな場合でも慌てなくてすむよう、試験会場へはかなり早めに到着しておきましょう。遠方の受験生は、必ず市内にホテルを取っておくこと。 |
開始前 | ■早めに教室に入ろう。 入試当日は、かなり早めに教室に入ることができます。モチーフが最初から机上に置かれている場合、早めに入っていれば試験前にモチーフがわかるため、事前に構想を練ることができます。ただし、条件などは事前にはわからないので、試験開始後によく課題文を読み、条件によっては構想を練りなおすことも必要です。 |
開始後 | ■焦らずに、じっくりと課題文を読む。 入試では、緊張のあまり無計画に走り出してしまうことが多々あります。もちろんスピードは大切ですが、まずは、課題文の隅々にまで目を通し、内容をしっかりと把握しましょう。時間配分なども含め、落ち着いて構想を練ることが大切です。 ■変化球的出題でも動転しない。 近年は、色彩・立体の出題傾向が予測しにくくなっています。ですから、意外な出題だった場合でも、変化を楽しむぐらいの心構えが大切です。まったく想像もつかなかったようなテーマ、条件、材料などが出たのであれば、他の受験生も条件は同じです。慌てないこと。 |
中盤 | ■落ち着くこと。 自分なりのチェックタイムを設定しておき、その時刻になれば、いったん心を白紙に戻し、客観的に作品の制作過程を見るようにしましょう。「集中して取り組むこと」と、「時々、冷静になってチェックすること」の両立が求められます。 |
終盤 | ■30分前には一通り完成させるつもりで。あとはチェックと調整。 最後に冷静になって作品全体を確認し、不自然な部分は修正しましょう。最後の調整で、作品の印象は大きく異なってきます。この時間をしっかりと確保したいものです。 |
終了後 | ■終わった試験よりも次の試験のことを考える。 描写の後の昼休みや、1日目の試験終了後は、次の試験に向けてリフレッシュするための大切な時間です。特に前の課題で「失敗した」と思った場合には、いかにそのことを忘れて、次の課題に気持ちを切り替るかが大切なポイントになります。 リフレッシュのしかたは人それぞれですが、友人や家族とのコミュニケーションも効果的でしょう。また、1日目の試験がうまくいかず、帰宅後(ホテルに戻った後)、どうしても気持ちが落ち着かない場合は、先生に相談してみるのもいいかもしれませんね。京都アートスクールでは、18:00まで相談の電話を受け付けています。アスク生以外の受験生でも構いません。何か質問や相談があれば、気軽に電話をしてください。(フリーダイヤル:01208-01209) |
次回予告
次回は『2019年度 京芸入試速報』を3/5(火)に掲載する予定です。19年度入試各科目の問題紹介、支給物の紹介に加えて、京都アートスクール講師による解説を行います。
また、京芸入試直後の2/26(月)18:00には「2019年度入試特集」においても、「京芸入試速報」を掲載します。こちらでは、どこよりも速く、2019年度入試問題を解説します。どちらもぜひ、お読みください。
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