FILE 199 ・2020年度京芸入試速報
2月25日、26日の2日間にわたり2020年度京芸入試が実施されました。受験生のみなさん本当にお疲れさまでした。
試験内容は、描写・色彩・立体・小論文の4科目ともに、ここ数年の入試で一貫している、『基礎実技力・読解力・問題解決力を問う』という、京都市立芸術大学の理念が根幹にある出題内容だと感じました。 「基礎実技力」を身につけるためには、技術や知識だけでなく、各科目の本質を見極めようとする、広く、深い眼差しが必要となります。
また、「読解力」・「問題解決力」は、日々の生活の中で心を弾ませ、自分の身の回りにある物、起こる事柄に興味と関心を持ち、それらに関わっていく中で培われる力ですから、日々の生き方そのものに根差す力でもあるといえます。 美術・デザインを志す受験生に対し、京都市立芸術大学からの真摯なメッセージを色濃く感じる出題でした。
今回の京芸ファイル「2020年度京芸入試速報」では、20年度入試各科目の問題紹介、支給物の紹介に加えて、今現在わかる範囲での解説を行います。
今後、3/6(金)の合否結果発表、合格者による再現作品の制作、4月半ば以降の各科目得点開示により、段階的に詳細情報が得られますので、3月~5月の京芸ファイルでは、より詳しい分析と再現作品の掲載を予定しています。ご期待下さい。
※3/27(金)に開催を予定している芸大受験説明会にて今年度の合格再現作品を展示します。是非足をお運びいただき実際の作品を御覧ください。
※①京芸=京都市立芸術大学
※②アスク=ask=京都アートスクール