FILE 199 ・2020年度京芸入試速報
小論文
■問題概要
出典:小坂井 敏晶 著『責任という虚構』 東京大学出版 から抜粋
※正確な設問文ではありません
- 設問1
- 200字以内で文章を要約しなさい。
- 設問2
- 筆者は、人が芸術作品を判断するにあたり、自分が日本人であることや、文化的要因といった経験が関わっているのではないかと述べている。文章に取り上げている内容を踏まえて、具体例を挙げてあなたの考えを述べなさい。
■問題のポイント
例年は三つの設問が多いのですが、今年度の二問だけという設問から想像するに、「 解答内容の完成度」により重きを置いているのではないかと考えられます。
設問一の「課題文章の要約」は、文字数が200字と少ないため、「的確に筆者の主張を理解しているか」が問われます。 設問二は、課題文章を踏まえて「解答者に具体的な主張を論じさせる」という、総合芸術学科らしい設問でした。 身のまわりの事柄に対する日常の観察力と、様々な他者性に対する寛容さが必要です。 「もしこうだったとしたら」という想像と、それを文章にする力が問われています。
次回予告
次回は『2020年度 合格再現作品紹介』を3/17(火)に掲載する予定です。合格発表後、再現作品を制作してくれた合格者の作品をいち早く掲載します。掲載作品は3/27(金)に開催予定の芸大受験説明会でも展示しますので、こちらもぜひご来場ください。
- 1.2020年度京芸入試速報 「描写 鉛筆描写」
- 2.2020年度京芸入試速報 「色彩 色彩表現」
- 3.2020年度京芸入試速報 「立体 立体表現」
- 4.2020年度京芸入試速報 「小論文」※総合芸術学科